ここでは12球団の先発投手事情へとクローズアップ。すでに開幕投手が内定している投手や、枠を勝ち取るためアピール中の投手たち。先発ローテーション入りを果たすのはどの投手か――
成績は14年先発時の成績

福岡ソフトバンクホークス
頭数は12球団一、開幕投手は誰になるか人選に注目

【確定】攝津正 #50 右投7年目 満33歳
22先発1完投0完封、10勝8敗、防御率3.90、平均投球回=6.09、平均投球数=106.8
【確定】中田賢一 #11 右投11年目 満33歳
25先発1完投0完封、11勝7敗、防御率4.34、平均投球回=5.80、平均投球数=100.4
【確定】スタンリッジ #55 右投8年目 満37歳
26先発2完投1完封、11勝8敗、防御率3.30、平均投球回=6.62、平均投球数=107.6
【確定】大隣憲司 #28 左投9年目 満31歳
8先発1完投1完封、3勝1敗、防御率1.67、平均投球回=6.75、平均投球数=105.9
【確定】バンデンハーク #44 右投1年目 満30歳
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【確定】松坂大輔 #18 右投9年目 満35歳
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[その他の主な先発投手候補]
武田翔太 #30/右投/4年目/満22歳
東浜巨 #16/右投/3年目/満25歳
飯田優也 #42/左投/2年目/満25歳
帆足和幸 #47/左投/15年目/満36歳

[2015年チーム先発投手事情]



　実績から開幕先発ローテーションに並ぶ有力6人は、4年連続2ケタ勝利のエース・攝津を筆頭に、昨季2ケタ勝利を挙げた中田、スタンリッジ、終盤の優勝争いの中で安定した投球を見せた大隣、新戦力のバンデンハーク、松坂でほぼ確定。有事に備えるメンバーも豪華で、今キャンプで速球のパワーアップを課題に掲げて進境著しい武田、3年目の東浜、昨季育成から支配下登録され、プロ初勝利を挙げた飯田とイキの良い若手がいる。経験豊富な帆足、右ヒザ手術から順調な回復を見せる寺原も控えており、開幕のメンバーに何が起こっても支障はない状態だ。

　開幕投手には昨季まで3年連続で務め、いずれも勝利投手になっている攝津を指名した模様。現役時代に6度、大役を務め、シーズンにおけるその立場の重要性を知り尽くす工藤新監督から“柱”として指名を受けた。昨季は先発転向後最低の成績で終えただけに、意気に感じて再起を目指す。

過去5年のチーム先発投手成績ほか
2010: 先発起用=14人、6完投5完封、58勝54敗、防御率4.53、平均投球回=5.56、平均投球数=99.2、開幕投手=杉内、10勝以上2人、リーグ1位
2011: 先発起用=9人、21完投12完封、79勝38敗、防御率2.29、平均投球回=6.79、平均投球数=106.2、開幕投手=和田、10勝以上3人、リーグ1位
2012: 先発起用=16人、16完投7完封、61勝53敗、防御率2.72、平均投球回=6.09、平均投球数=98.6、開幕投手=攝津、10勝以上2人、リーグ3位
2013: 先発起用=18人、6完投2完封、49勝54敗、防御率4.14、平均投球回=5.39、平均投球数=92、開幕投手=攝津、10勝以上1人、リーグ4位
2014: 先発起用=14人、7完投2完封、57勝45敗、防御率3.71、平均投球回=5.93、平均投球数=100.6、開幕投手=攝津、10勝以上3人、リーグ1位

オリックス・バファローズ
バリントン加入で総力アップ、残り2枠を若手で競争

【確定】金子千尋 #19 右投11年目 満32歳