体の開きが早くなる悪癖から、昨夏に試投しながら封印した高速シンカーに再チャレンジ中。まだ、「実戦投入するかは未定」と話すが、「遊びの延長で使用できれば」と、余裕を持って完備を目指す、打者には厄介な魔球だ。 高速シンカーを投げ始めた理由は、遊び心からです。何かを変えなくてはいけないと思って取り組み始めたボールではないのですが「あれば面白いかも」、スタートはそんな感覚でした。昨年も少しだけ試していて、今年も使うかどうか未定ですが、これから使えるようになるのならば投球の幅も広がりますし、状態が良ければ遊びがてらに使ってもいいかな、と考えています。
シンカーというと、しっかり落としたい人、チェンジアップ気味に使いたい人といくつかタイプがありますが、僕の高速シンカーは、シュートに近いボールという意識。大きく変化をさせて空振りを奪うボールではなく、ちょっと沈むくらいの変化で十分です。ゴロを打ってもらえるためのボールですからね。ストレートと同じ軌道でホームへ向かい、下に沈むだけでも良いくらいの感覚。右打者ならば、振りに来てバットの根元に当たって詰まったり、左打者ならバットの先、がベストです。
前1:ツーシームにアレンジを加えた握り。小指以外のすべての指を縫い目に掛けるのがポイントで、4本の指でボールを支えるイメージ
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