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高橋奎二 ストレートに物足りなさ

 

動きの中でエネルギーを生み出せるフォームは大きな持ち味



同じ左腕、浦和学院の江口奨理と見比べると…


佐藤世那の2015センバツ甲子園成績


 昨年と昨年のセンバツ優勝校がぶつかり注目を集めた浦和学院戦で、延長10回まで8安打、10人の走者を許しながら無失点。昨年の経験も生かし、しのいで試合を作ったが、最後は11回二死から2本の適時打を浴び初戦敗退。

 試合後の高橋奎二は「打たれたのはすべて自分の責任」と繰り返し、決勝打を浴びた甘く入ったスライダー、11回の先頭に与えた四球を悔いた。それでも3回から右足を胸元まで引き上げるフォームにも躍動感が増し、自らのリズムで今の力は見せた。ただ、冬を超えての成長と言う点ではやや物足りなさが残った。

 やはりストレートだ。大会前の練習試合で145キロを計測とも言われたが、この試合では130キロ台中盤前後が主。冬場には「球速をアベレージで上げていきたい」と意気込みを語っていたが、ボリュームアップは見られなかった。また同じ左腕、浦和学院の江口奨理と見比べると球速では上回るも・・・

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