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“新怪物”徹底解剖

清宮幸太郎 スターを自覚する15歳

 

試合後、大勢の報道陣に囲まれる清宮。試合を運営する高校野球連盟連関係者が選手一人のために付き添うのも、スター選手の証である[写真=長尾亜紀]


取材・文=岡本朋祐

「和製ベーブルース」のきっかけ


 衝撃の初アーチ直前。ネクストサークルから楽しませてくれる高校1年生を、見たことがない。三塁ベンチから飛び跳ねるように出てくると、清宮幸太郎はおもむろにリズムを取り始めた。関東一との準々決勝。4点を追う早実は5回表、二番打者の2点タイムリーで3対5とした。得点が入ると、ワセダお馴染みの応援歌『紺碧の空』の大合唱である。

 背中越しから聞こえてくるメロディーに合わせて、背番号19は打席に向かう準備に入る。一死二、三塁で一発が出れば逆転のチャンスも、プレッシャーとは無縁。むしろ、この場面を楽しんでいるかのようだった。

 初等部、中等部時代から、あの応援が好きなので笑。他のチームはない、早稲田独特じゃないですか。スタンドの声援を力に変えている。

 自分の間で左打席に入ると、上半身を大きくのけ反るようにしてから、ゆっくり構えに。まるで、高校当時の中田翔(大阪桐蔭高)のような風格があった。ルーティーンを大切にしている清宮は、試合前ノックが終わると木製バットで素振りを行う。トップバランスのタイプであり、ヘッドを利かせたスイングを意識。実戦で使う金属バットも、この入念な準備より、うまく振り抜ける。ここまでこだわる1年生も珍しい・・・

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