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捕手が見た今季の大谷翔平 9つのポイント

 

今季は開幕から第1捕手に抜てきされ、チームの好調を支える近藤健介。昨季は89試合出場だが、主に三塁を守った。つまり、今季は一軍で本格的に捕手として出場する初めてのシーズンになる。登板した5試合すべてでバッテリーを組んだ男に今年の大谷をリードする上で注意している9つのポイントを上げてもらった。
取材・構成=池田晋、写真=高原由佳、神山陽平



ポイント1
昨年より修正能力がアップ


 去年はあまり翔平の球を受けていない(4月3日のソフトバンク戦のみで3回降板)のですが、投げているのをずっと見てきたのと今年実際に受けてみて、修正能力が上がったと思います。バッターをよく見ながら自分で考えて投げている印象がありますね。ただ単にキャッチャーのサインにうなずいているだけでなく、しっかり自分の意図を持って投げているのを感じます。

ポイント2
立ち上がりと四球に注意


 四球から崩れるという失点パターンにならないように考えています。球に力があるので、なるべくストライクゾーンで勝負することですね。リズムができてくれば、しっかりとコースにコントロールできる投手なので、立ち上がりに気を付ければ、あとは心配ありません。

ポイント3
好調時は球数も減る


 4月26日のオリックス戦(札幌ドーム)の立ち上がりは良かったですね。僕自身は何も変えてません。本人が修正したのか、当日調子が良かったのかどうかは分かりません。立ち上がりからコーナーにボールが来ていて、ストライクが先行していました。打者からすれば追い込まれたら打つのが難しいピッチャーなので、早めに打つようになりますよね。そうなると、球数が減って、翔平にとっていい傾向だと思います。



ポイント4
オープン戦は試す場


 結果が出なかったオープン戦、本人は分かりませんが・・・

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