週刊ベースボールONLINE

2015変化球特集

五十嵐亮太(ソフトバンク)直伝!魔球「ナックルカーブ」 の握り方

 


“腕が振られた結果、抜ける”


 カーブに取り組んだのはアメリカ時代です。初めはナックルカーブの握りではなく、オーソドックスなものでした。それが12年の途中にヤンキースに移籍することになり、マイナーにいたときにコーチから半ば強引にナックルカーブを押しつけられたんです。初めは違和感があり過ぎて、とてもじゃないけど投げられませんでした。「ふざけんじゃねえ」って思いましたね(笑)。

 でも、フォークも落ちなくなっていて、やらざるを得ない状況に追い込まれていたんで、やるしかなかったんです。

 カーブを投げるにあたっては、人さし指意識で投げる人と、中指意識で投げる人がいると思いますが、もともと僕は人さし指で投げるタイプでした。それが人さし指を使わないナックルカーブだと、必然的に中指意識に変わります。だから、それまで持ったことのない感覚になりました。カーブとは言いますが、まったく違う球種のように思っていました。

(前)中指の薬指側を縫い目にかけるようにし、その対角線上に親指を置いて支える



(左)人さし指は使わずに置いておくだけ。深く握り、「抜ける」感覚を大事にする



 握りは中指と親指を縫い目にかけて・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング