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特集・2015ドラフト大展望

明大・高山俊 新記録を樹立した六大学の安打製造機

 

文=岡本朋祐、写真=桜井ひとし

10月10日の東大1回戦。1対1の7回裏、先頭打者として左中間へ三塁打を放って128安打。明大の先輩・高田繁氏[現DeNA・GM]の持つ記録を48年ぶり更新した



 舞台が整った。7回裏、一塁側・明大応援席からの校歌が終わるのと同時に、高山俊の第4打席は始まった。早大2回戦で明大の先輩・高田繁氏(現DeNA・GM)の持つ127安打に並び、迎えた東大1回戦(10月10日)は1対1。過去3打席は、東大の左腕・宮台康平(2年・湘南)に2打数無安打(1四球)。この回から右腕・柴田叡宙(2年・洛星)に交代し、善波達也監督は高山に「感覚を変えろ!」と指示する。「逆方向を意識した」と若干、引っ掛け気味だったスイングを修正し、初球のチェンジアップを左中間へ。50メートル5秒8の俊足を飛ばしての三塁打で、48年ぶりに新記録を達成した。

 いつもクールな男が三塁ベース上でポンポンと2回、両手をたたいている。咄嗟に出た感情は「チームに勢いがつけられたヒット」と、余韻に浸る暇はない。しかし、ふと我に返る。スコアボードに記録更新が表示され、アナウンスでも偉業が伝えられた。試合は中断。敵味方なく拍手に包まれ、高山はスタンドへ一礼。

「自分が作った記録ですが・・・

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