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特集・2015ドラフト総決算
阪神1位・高山俊「監督の期待に添う自信もある」

 

文=菊池仁志、写真=内田孝治、小山真司

猛虎軍団をけん引する東京六大学のヒットメーカー


 1位の交渉権が確定してから約2時間45分後、明大合宿所を訪れた阪神金本知憲新監督とガッチリと握手を交わした。「テレビで拝見しているだけでもオーラを感じていた方。感動する気持ちと同時に、阪神の一員としてやっていくという強い気持ちになった」。これまで、明大の先輩・高田繁氏(元巨人、現DeNA・GM)が保持していた東京六大学リーグ通算安打記録の「127」を更新したヒットメーカー・高山俊の行き先は、チーム再建を目指す関西の名門・阪神に決まった。

記者会見後、室内練習場でチームメートに胴上げされる高山。「あれほど良いグラウンド(甲子園)でプレーできるのを今からワクワクしている。金本監督のように長くプレーしたい」と仲間と喜びを爆発させた



 4年間、慣れ親しんだ神宮で引き続き躍動するつもりだった。第1回1巡目入札で阪神とヤクルトの指名が重複。ヤクルト・真中満監督と阪神・金本監督がクジを引き、真中監督がガッツポーズを見せると、まず、小さくうなずいた。続いてテレビ中継を通じて「一緒にプレーしよう」とメッセージを受け取ると、一礼して謝意と喜びを表した。



 しかし、2分後に事態は急展開する。当たりクジを確信した真中監督だったが、その用紙には「交渉権確定」の文字は記されておらず、一方の金本監督は「あれだけ喜ばれたら、見ても仕方ないと思って中身を見なかった」と確認すらしていなかった。その後、事務局の確認で阪神に交渉権が確定していたことが明らかに。あらためて金本監督から送られた「一緒に頑張ろう。練習はきついですよ」との言葉に合わせて、高山は2度、はっきりと意味をつかめないまま、小さくうなずくことになった。



 本拠地となる甲子園は思い出の地だ・・・

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