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特集・プレミア12 狙え!初代世界一!!
侍ジャパン戦力分析&オーダー予想

 

MLBサイドの方針で、残念ながらメジャー契約選手の出場はない。アジア勢、プロスペクトに元メジャーと、敵を侮ることはできないが、WBSC世界ランキング1位で迎える新設の大会である。日本国内のトップ選手で固めた侍ジャパンに求められるのは、11月21日、東京ドームの決勝で、再び世界の頂点に立つことだけ。

投手力&選手起用予想
先発固定、抑え併用


 13人中9人が所属球団で先発ローテを任される主力投手である。代表でも先発起用が濃厚とされながら出場を辞退した藤浪晋太郎(阪神)の代役も、チーム内での昇格で十分に事足りたが、代わりに加わったのが小川泰弘なのだから、日本の投手層の厚さをあらためて感じることができる。

藤浪晋太郎の代役として選出された小川泰弘



 小久保裕紀監督が「日本のストロングポイント」に挙げるその投手陣は、「グループリーグ5試合に5名の先発」を立てることが明かされている。11月21日に決勝のマウンドへエース・前田健太を送ることを想定し、予想したのが左記のローテだ。

11月21日の決勝マウンドは前田健太か



 アジアのライバル・韓国との大事な初戦(8日)には、札幌ドームをホームグラウンドとする今季パ・リーグの3冠右腕・大谷翔平が適任だろう。このオープニング投手が中7日で迎える準々決勝も任されることになる。台湾移動後のメキシコとの第2戦には小久保ジャパン初招集ながら、大学時代に日の丸経験が豊富な菅野智之で連勝を狙い、グループリーグの戦いを優位に展開する。

小久保監督から韓国との初戦の先発を指名されている大谷翔平



大学時代に日の丸経験が豊富な菅野智之



 第3回WBC王者・ドミニカ共和国との第3戦には、則本昂大を推す。昨秋の日米野球第3戦の5回完全投球は記憶に新しいところで、今季パの奪三振王は、その日米野球でも5回6奪三振と対外国人に好相性。中7(8)日で迎える準決勝でも先発を予想する。

日米野球の5回完全も記憶に新しい則本昂大



 続くアメリカ戦に前田、ベネズエラ戦に小川で先発陣は盤石の態勢と言えるのではないか。

 中継ぎには所属球団では先発だが、小久保体制ではリリーフ経験ありの3投手に、新人最多セーブ記録(37S)を更新し、中継ぎ経験もある山崎康晃。1試合の先発を終えた菅野、小川も加わる見込みだ。







牧田和久大野雄大西勇輝の所属球団では先発の投手たちに、新人最多セーブ記録を更新した山崎康晃が中継ぎ候補



「勝ちゲームをしっかりと勝ち切ることが大切」とする指揮官は、抑えは・・・

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