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特集・2015秋季キャンプレポート
DeNA・ラミレス監督「ファンが期待しているところへ」

 

11月6日、秋季奄美キャンプで新生・ラミレスDeNAが始動した。昨年、最下位に終わった理由は全員が理解している。基本の徹底に対して、新指揮官は妥協しない。
写真=大泉謙也



ラミレス新監督が掲げるチーム構想


・年間100盗塁を目指す機動力野球
・失点減へ強気な内角攻め
・投手、野手のダブル主将制

長い道のりの第一歩、自身も減量に取り組む


 引き締まった表情で、ラミレス新監督が所信表明した。

「私たちの目標は優勝すること。長い道のりになると思いますが、最初の一歩をこの地で踏み出せることがうれしい。ベストを尽くしたいと思う」

 2年ぶりにDeNAへ復帰し、鹿児島・奄美大島で行われた歓迎セレモニーでの言葉だ。中畑清前監督からバトンを受けた新人指揮官。チーム再建の第一歩となる秋季キャンプは、初日から実に密度の濃い内容だった。ウオーミングアップがスタートすると、コーチ陣に歩み寄った。

「優勝するためには何より、コミュニケーションが大事。基礎、土台作りをする上でコーチ陣、選手と良いコミュニケーションを取ることが必要。何をやってほしいと頼むのではなく、何が必要か、そういう意見を多く聞き取れるように、それを共有できるようにしたい」

 参謀役の進藤達哉ヘッドコーチ、投手部門を任せる篠原貴行木塚敦志両コーチがともに30代とフレッシュになった。小川博文打撃コーチ、上田佳範外野守備走塁コーチは新任。「コミュニケーションが取れれば、より良い結果につながると信じている。投手と野手は均等に分けて練習を見たい」と打ち出した。

 キャンプ前夜の全体ミーティングでは・・・

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