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特集・ストーブリーグ追跡 岐路に立つ男たち
古巣復帰が決定的 脇谷亮太と巨人・高橋由伸新監督の絆

 

古巣で“恩返し”誓う


 3年ぶりとなる古巣への復帰は決定的だ。脇谷亮太西武からFA宣言し、巨人と11月16日に東京都内のホテルで初交渉した。「伝わってくるものがありました。熱意を感じた」と納得の笑みを浮かべた。

 2006年に社会人・NTT西日本から巨人入りし、俊足、巧打、堅実な守備を持ち味に主に二塁手、三塁手としてチームに貢献していった。10年には自身最多の132試合に出場し、規定打席にも到達。打率.273を残した。

 レギュラーをつかみかけていたが、その後はケガに苦しむ。11年オフに右ヒジじん帯の再建手術を受け、育成選手として再契約。12年オフに支配下登録に戻ったが、出場機会は減っていき、13年オフに西武からFA宣言し、巨人入りした片岡治大の人的補償としてチームを離れた。わだかまりを感じてもおかしくないが「2年前にああいう形で移籍したけど、それでも、僕に声を掛けてくれた」とあらためて巨人への感謝の思いを口にした。

 今オフ、巨人では内野のユーティリティープレーヤーとして欠かせない存在となっていた井端弘和が現役を引退した。さらに、左の代打として勝負強さを見せていた高橋由伸も新監督就任にともない、一線を退いた。脇谷は今季、西武で三番を任された時期もあり、打率.294、3本塁打、22打点。守備でも内野の複数ポジションはもちろん、外野まで守った。



 堤辰佳ゼネラルマネジャー(GM)は「内野のいろいろなポジションをできる・・・

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