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特集・ストーブリーグ追跡 岐路に立つ男たち
新天地で再出発する6選手にクローズアップ

 

来年のチーム構想から外れ、新たな道を選択した。今季こそ力を出し切ることはできなかったが、まだまだやれる自信はある。プロ野球の舞台で輝くため、自分を必要としてくれる球団への入団を決めた6人の選手たちをピックアップ。

楽天入団・新風吹き込む逆襲への使者


広島栗原健太内野手
ロッテ川本良平捕手
中日山内壮馬投手
ソフトバンク金無英投手

 また勝負できる。そのことが何よりもうれしかった。2度の右ヒジ手術を経験し、ここ2年間は一軍出場ゼロ……。二軍でさえ、若手の起用が優先されて出場機会が限られていた元広島・栗原健太がテストを経て楽天への入団を決めた。「山形県出身なので地元東北の球団に入ることができて、親も喜んでくれていると思います。楽天の一員として優勝を目指し、少しでもチームの力になれるように頑張ります」

 右の強打者はチームの補強ポイントのひとつだった。星野仙一球団取締役副会長も打撃練習を視察し「思った以上によかったな」と納得顔だった。4年前、はじめにFA権を獲得したときから楽天にとって栗原は“恋人”。梨田昌孝新監督は「テストで獲ったというより、FAで補強したといってもいいほどだね」と粋なコメントで加入を歓迎した。広島で四番を務め、2006年から4年連続20本塁打以上をマーク。08年には全144試合に出場し、打率.332のハイアベレージと103打点も記録した。その実力を地元球団で発揮し、再起を期す。

実績十分の栗原が地元・東北の球団で輝きを取り戻せるか。来季の活躍に期待がかかる



 川本良平ヤクルト、ロッテで一軍マスクを多く経験。「楽天は守りを重視しているチームだと思いますので1日でも早くピッチャー陣や野手の皆さんに信頼されるよう、精いっぱいやりたい」。正捕手・嶋基宏の牙城を崩すことは簡単なことではないが、安定した守備力で第2捕手としてチームを支える。

 さらに実績を残した2投手も加わった・・・

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