週刊ベースボールONLINE

特集・今年生まれた10の記録 その真相に迫る!
リーグVの守護神 サファテとバーネットを数字で斬る!

 

リーグ制覇を果たしたソフトバンクヤクルトには、いずれも強力な外国人ストッパーが存在した。日本でソ軍・サファテは5年目、ヤ軍・バーネットは6年目のキャリアとなるが、その成功のカギを握った数字に迫る。

サファテ・三振増、四死球減に寄与したカーブ




 ソフトバンクの連続日本一に大きく貢献したクローザーのサファテ。昨季、自己最多の37セーブを挙げると、来日5年目の今季は、それを上回るパ・リーグ記録の41セーブをマークした。65試合に登板して失点は6試合あるが、セーブ機会および同点での登板では9月13日の楽天戦(コボスタ宮城)と9月22日の日本ハム戦(札幌ドーム)に失点したのみ。工藤公康監督が「困ったときには後ろの3人を使って勝ちにいった」と語った森唯斗(シーズン序盤はバリオス)、五十嵐亮太と組んだ“勝利の方程式”の底に君臨した。

 ソフトバンクに所属する至近2年はクローザーに固定されて好成績を残した。失点した試合数もここ2年は減少。その要因を「2度もリリースされた僕を呼んでくれたホークスのおかげ」と語る。



 明らかに改善されている数字がある。表2は三振数を対戦打者数で割った三振割合を示したもの。



 対戦した打者を三振に取る確率を純粋に示す数字が2012年以降、年々向上している。15年は43.4%。30イニング以上の救援登板があった投手では12球団トップ。2位の松井裕樹(楽天)が36.3%だから、突出した数字だった。また・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング