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特集・2015年プロ野球総括
中日・求められるチーム再建

 

143試合62勝77敗4分、勝率.446 @ホーム:38勝31敗3分、ビジター:24勝46敗1分、交流戦:7勝10敗1分 勝率.412 10位


投手力


 今季最大の誤算が勝利の方程式に期待された又吉克樹福谷浩司の不調だろう。両者ともに開幕から不安定な投球が続き、6月まで4点台の防御率。首脳陣は復調を信じて我慢して起用を続けたが、結局はテコ入れを強いられた。福谷はチーム最多の19セーブを挙げたが、8月1日の登板を最後に二軍落ち。以降は田島慎二浅尾拓也山井大介が代役をこなしたが、絶対的なクローザーがいないままの戦いを余儀なくされた。

 先発では吉見一起が2年ぶりの復活勝利を拳げたものの、シーズンでは8試合の登板にとどまった。それでも次期エース候補の大野雄大が前半戦で3完封を含む9勝をマークして最多勝争いをリードする活躍。大野が調子を落とした後半戦には高卒3年目の若松駿太が好投を続け、大野が11勝、若松が10勝と自己ベストの成績を収めた。だが、そのほかの先発はバルデスの5勝が最多。昨季最多勝の山井が4勝12敗と大きく負け越したのも計算外だった。

攻撃力

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