2015年のドラフトで1位指名を受けた12人のうち、高校生は4人。いずれも、将来、主軸としてチームを背負って立つと期待される、磨けば光る才能の持ち主だ。ここでは楽天に入団したオコエ瑠偉の選手像に迫る。 犬鷲の未来を照らす大器
1年目から背番号9を背負うオコエ瑠偉は将来の楽天、日本球界を代表する選手になるであろう大器だ。ドラフトでは仙台育英高・
平沢大河の評価が高かったが、それに劣らないNo.1の身体能力の持ち主としての評価を受けていた。
「まだまだプロでやる体力がないと思います。まずはしっかりとした体力をつけて、それから技術を向上させるように頑張ります」
父はナイジェリア人、母が日本人のハーフ。礼儀正しく、律儀な好青年だ。ドラフト会議の際には記者会見場に入ると集まった報道陣を見渡し、「いつも取材してくださり、ありがとうございます。本日もよろしくお願いします」と丁寧に頭を下げてから指名の瞬間を待った。取材にはいつも笑顔で対応している。
「トリプルスリーを狙える選手が目標。まだ足りない部分もありますが、1年目から即戦力になりたい」
スカウト陣、
梨田昌孝監督からは「守備と走塁はすぐにでも一軍で使える」と高評価を受けている。一方で課題は打撃。高校野球を終えてからは後輩たちとの練習に交ざりながら木製バットを使って・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン