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特集・2016年球界大展望
社会人野球展望 2大大会は16年も激戦の予感

 

2016年の社会人野球界は3月のJABAスポニチ大会からシーズンが本格化する。優勝チームには秋の日本選手権の出場権が与えられるため、どこも同大会に照準を合わせてくる。真夏の祭典である都市対抗を含め、一投一打から目が離せない。

「打倒・日本生命」の一番手はパナソニック


都市対抗の舞台は東京ドーム。各チームはこの真夏の祭典へ出場するために、日々努力を重ねているのだ



 2015年は“西高東低”の年と言ってもいいだろう。3大大会の都市対抗、日本選手権、全日本クラブ選手権すべての大会の優勝旗が近畿のチームに渡った。“ミスター社会人”の引退にさまざまな思いが交差するなかで、世代交代の波を感じる16年は、3月9日から始まるJABA東京スポニチ大会で幕が開ける。

 15年、日本生命は1988年の東芝、2012年のJX-ENEOSに続く史上3チーム目の「夏秋連覇」を成し遂げた。都市対抗では近畿勢5チームのうち4チームが8強に進出する一方で、関東勢10チームすべてが2回戦までに敗退した。日本選手権のベスト4に日本生命、大阪ガス、伯和ビクトリーズ。16年シーズンは各チームが「打倒・日本生命」「打倒・近畿」で挑んでいく。

 その日本生命は藤井貴之(同大)と古川昌平(愛知学院大)のバッテリー、廣本拓也(法大)、山本真也(東洋大)、上西主起(中部学院大)、高橋英嗣(東海大)のベストナイン受賞6人に加え右腕・佐川仁崇(同大)、左腕・清水翔太(中京大)ら充実した戦力で再び2大大会連覇に挑む。大阪ガスは投手陣が楽しみだ。久慈賞と若獅子賞をダブル受賞した酒居知史(大体大)と小畑彰宏(青学大)の大黒柱と猿渡眞之(飯塚高)、土肥星也(尽誠学園高)ら大舞台を踏んだ生きのいい布陣で臨む。



15年は日本生命が二大大会を制覇。東芝、JX-ENEOSに続く偉業で、栄光の黒獅子旗とダイヤモンド旗を手にした。16年も充実戦力で“常勝”を固く誓っている



 この2チームに最も対抗心を燃やしているのはパナソニックかもしれない・・・

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