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2016球界マネー特集
プロ野球 おカネにまつわる小ネタ集10選!

 

トレード会議って知ってますか?


 70年オフ、史上初めてトレード会議が開催。チームの戦力バランスで出番がない選手にチャンスを与えるため12球団が総勢130人のリストを出し、ウエーバー方式で指名するものだ。1巡目は今年の参加報酬+200万円と決まっていたが、指名なし。参加報酬+100万円の2巡目から指名があり、結局14人の移籍が決まった。90年オフにはセレクション会議の名で行われたが、ダイエー・田淵幸一監督が他球団の放出要員を明かしてしまい大騒ぎ。それでまた、立ち消えに……。

3日間で全選手が契約更改完了!


 80年オフ、スポーツ紙の一面で、大もめの契約更改が連日のように伝えられていたが、唯一記事にならなかった球団がヤクルト。12月1日に始まった契約更改は、なんと3日で終了。すべて一発サインだった。他球団で保留が続出する中で、どんな魔法を使ったのか……。当時の相馬代表は「最初から目いっぱいの額を表示し、粘っても絶対に上積みしないだけです」。実際、半数以上の選手は大幅アップにホクホク顔。最下位から2位となったシーズンだけに“ご祝儀契約更改”でもあった。

マジックで左手に書いた希望額?




 81年に19勝をマークし、年俸大幅アップを期待して交渉に挑んだ今井雄太郎(阪急)。席上で盛んに見ていたのが左の手のひら。人が良くいつも一発でサインしてしまう今井に、夫人が「この額より下はダメ」と言われて書いた数字だった。しかし、緊張の汗で数字が消え、本人も「いくらか忘れた」と、またも一発サインしてしまったとか。

カベに向かって交渉した男?




 本塁打王に輝いた83年オフ、中日大島康徳は年俸2100万円からの倍増を狙い、交渉に挑んだが・・・

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