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特集・2016 新背番号に込めた決意
覚えておくと面白い!数字別・主要背番号の歴史と傾向

 

背番号の数字は決して無機質なものではない。高校野球のポジション番号や球団の伝統もある。偶然、着けた選手から始まり、その選手へのあこがれから後輩が希望し伝統を作った番号もある。背番号にまつわる歴史は奥深い。ここでは主要番号のポイントをチェックしていく。

#1・ビッグワンの代名詞


王(巨人



 巨人の王貞治の代名詞。ほかにも投手としては珍しい近鉄の鈴木啓示をはじめ、野手で中日高木守道ヤクルト若松勉、大洋の山下大輔広島古葉竹識西武、ダイエーの秋山幸二ら長く主軸として活躍し、のち監督となる選手が背負うことが多い。ヤクルトでは中心打者の番号として確立。巨人では王、近鉄で鈴木が永久欠番となっている。プロ野球草創期には阪神がイロハ順で伊賀上良平、阪急では契約第1号の宮武三郎が着けた。

#2・俊足、巧打の系譜


高橋(広島)



 盗塁王経験者が広島の高橋慶彦、巨人の松本匡史、ヤクルトの飯田哲也、中日の荒木雅博ら。巨人の名遊撃手・広岡達朗も背負い、上記の選手も守備の名手だった。ヒットメーカーの系譜ともいえ、近鉄の小玉明利、中日の田尾安志などもいる。もうひとつが高校野球の捕手の2。南海の“ドカベン”こと香川伸行日本ハム小笠原道大は捕手としての入団だった

#3・長嶋以前と以後


長嶋(巨人)



 これはもう巨人の長嶋茂雄しかいない。ただ、長嶋以前もそうそうたるもので、もともとベーブ・ルースが着けた番号で、巨人では史上初の三冠王・中島治康、猛牛・千葉茂、東映の“青バット”大下弘の背中で輝いた。長嶋以後は、長嶋にあこがれたスラッガーたちの番号となり、そのなかで大成したのが、広島の衣笠祥雄、阪急の長池徳士ら。その後は西武時代の清原和博が着け、今度は清原にあこがれた世代の番号ともなった。

#4・セカンドの名手と助っ人


大石(近鉄)



 日本語の響きで「死」を連想させることもあってか、必ずしも好まれた番号ではなかった。ポジション番号でもあり、二塁手が着けることも多く、近鉄の大石大二郎、広島の正田耕三、西鉄の基満男らがいる。日本人が避けたこともあって助っ人たちの定番にもなり、阪神のバッキー、阪急のマルカーノ、ヤクルト、近鉄で優勝に貢献したマニエルも印象深い。阪神では代打男の川藤幸三が長く着け、のち藪恵壹の背中にも。

#5・内野手とスラッガー


新庄(阪神)



 三塁のポジション番号であるが、長く着けている選手を見ると角富士夫三塁手、広島の藤井弘一塁手、横浜の石井琢朗遊撃手、西鉄の仰木彬二塁手、西武の辻発彦二塁手と内野手でもポジションは様々、阪神時代の新庄剛志のように外野手も珍しくない。スラッガーの番号でもあり、ロッテのリー、中日時代の大島康徳、巨人移籍以降の清原和博、近鉄時代の中村紀洋、西武、中日の和田一浩、現役でソフトバンクの三塁手・松田宣浩らがいる。

#6・二遊間の生え抜きたち


落合(中日)



 生え抜き二遊間選手で比較的長く着ける選手が多い。巨人では土井正三篠塚和典ら二塁手が代表的で、いまは遊撃手の坂本勇人。阪急の大橋穣、中日時代の井端弘和、ヤクルトの宮本慎也と名遊撃手が並ぶ(井端は二塁でも実績)。阪神では草創期の豪打者・景浦将の背中で輝き、藤田平和田豊の遊撃手、現監督の金本知憲が着けた。金本もそうだが強打者の番号でもあり、西鉄の中西太、ロッテ、中日時代の落合博満らがいる。

#7・左の巧打者多し


福本(阪急)



 もともとレフトの左打者の番号・・・

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