週刊ベースボールONLINE

ホームベース上の攻防
監督、審判…クロスプレールール変更への現場の声

 

今回の「危険な本塁クロスプレー」禁止に関して、現場で戦っている首脳陣、選手はどのように考えているのか。さらに、審判員からの声にも耳を傾けてみよう。

楽天・梨田昌孝監督『五分五分だったのが7対3でセーフに』




 僕らのときは、体を張って1点を守るということは1つの技としてあったけど、時代が時代だからね。捕手のタッチの仕方も、送球が逸れて走路に入らなきゃいけないときも、走路をふさぐのではなく逃げながらタッチしないといけない。秋に練習したけど、タッチが遅れて空タッチになることもある。特にKoboスタは天然芝で打球が死ぬから、セーフになる確率が高くなるね。これまで五分五分でセーフになるようなものが、7対3や8対2でセーフになる確率が高くなる。守備側はより半歩、一歩前に守ることになるかもしれない。今までは足が速かったり、スタートが良かったりする人がゴロゴーだったけど、普通の人でもセーフになる。多少は野球が変わるかもしれない。

ソフトバンク・飯田哲也コーチ『真っすぐスライディングすることを徹底』




 捕手はどうしても追いタッチ気味になるから際どいタイミングでもセーフになることが増える。得点パターンが増えて、得点力も上がるでしょう。無死や一死で三塁に走者がいて、ホームがタッチプレーであれば、選手の能力にもよるけどゴロゴーという選択も出てくるだろうね。ウチの場合は走力が高い選手が多いから、有利に働くかな。打球が強い選手が多くて、そこはどっちとも言えないけど(笑)。ただ、回り込まずにベースに真っすぐスライディングすることを徹底してやらせたい。それが一番速いんだから。キャンプではどんどん本塁を狙ってみて、失敗するのもいまはいい。これが相手とやるようになったときにどうなるかは、見ていく必要があるね。

巨人・鈴木尚広『走者にとって少なくなる見せどころ』




 走者にとってはありがたいルールなのかなと思います・・・

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