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特集・2016年シーズン展望
DeNA・筒香嘉智インタビュー「優勝しかないです」

 

2015年、石川雄洋から主将の座を受け継ぐと自覚が芽生えた。DeNAのリーダー、そして四番打者の責任感だ。昨シーズンは打撃3部門で自己最高の成績を残し、球界を代表する打者に成長、さらには侍ジャパンでも四番を任され、きっちりと結果を残している。その巨体からは一流のオーラも漂うが、24歳という年齢を聞くと驚かされる。開幕直前、若きスラッガーのシーズンに懸ける意気込みを聞こう。
取材・構成=滝川和臣、写真=大賀章好、井田新輔

ドミニカで手に入れた新ステップ打法


DeNAの四番から、ジャパンの四番へと成長した24歳は打撃へのあくなき向上心と、チーム内では強い責任感を持ち、オフシーズンも走り続けた。その経験は、筒香自身を一回りも、二回りも大きくさせたようだ。

――キャンプを終えて、OP戦も終盤です。調整は順調ですか。

筒香 チームとしても個人としても、順調に進んでいると思います。

――新監督が就任しチームの雰囲気はいかがでしょうか。

筒香 ピリピリとしていますね。練習中もミスできない、そういう雰囲気になっています。試合後は監督を中心にミーティングを開き、課題を洗い出し、“試合のための練習”という部分をチームとして強く意識しています。もちろん、中畑さん(清、前監督)のときからミスが許されていたというわけではなく、去年までもそうした雰囲気はありましたが、今年はさらに試合を想定した緊張感の中で、練習ができています。

――筒香選手個人について、打撃ではどんなテーマ・課題を持ってキャンプインしたのでしょうか。

筒香 特別にテーマは設けていません。バッティングフォームは毎日少しずつ変わってくるし、体の状態も違います。キャンプ中と今でも状態は異なっています。僕の中ではキャンプインといっても、オフシーズンの流れの続きです。キャンプに入ったからどうこう、というのはないですね。

――オフはプレミア12、ドミニカ共和国ウインター・リーグ、自主トレと休みなく体を動かしてきました。疲労はありませんか。

筒香 オフといっても、みんな何かしら体を動かしているものです。だったら、野球をやっていたほうがいいし、野球をやって疲労を感じたほうがいいです。僕はそっちを選びました。とはいっても・・・

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