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特集・2016年シーズン展望
ソフトバンク・工藤公康監督インタビュー「手応えは当然、あります」

 

強大な戦力を誇り、昨季は球団史上初の2年連続日本一を達成したソフトバンク(ダイエー、南海時代を含む)。今季も盤石の備えでシーズンをスタートさせる。チームをまとめるのは、就任2年目の工藤公康監督。プロとしての自覚、誇りを求める厳しい視線が、選手たちに緊張感を与えている。
取材・構成=菊池仁志、写真=湯浅芳昭


オープン戦の進撃


3年連続日本一を目指すソフトバンクが充実度を高めている。3月15日まで対外試合で14戦無敗。他を寄せ付けない強さだ。チームの福岡移転後最多のシーズン90勝をマークした昨年以上の力を感じさせている。

――開幕を約1週間後に控えています。キャンプ、オープン戦を通じて、手応えを得ているのではないですか。

工藤 ウチのチームは競争が激しいので、勝ち抜くためにアピールしなければなりません。だから試合の結果にもつながっています。

――競争は工藤監督をはじめ、首脳陣がけしかけている部分もあるのでは。

工藤 いや、そういうことはなくて、レギュラーの選手たちと控えの選手たちの力の差が大きく開いていないところが、選手たちのモチベーションになっているのかなと思います。昨年から言っているのは個々の能力を上げるように、ということです。

――ユーティリティー性の高い選手が多いのも特徴です。

工藤 本来とは違うポジションも守れるようにしてほしいというお願いも、選手が理解してやってくれていることです・・・

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