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2016助っ人特集

“日本化”する助っ人 日本に長く在籍する選手たちの活躍

 

一時的な補助戦力という意味での“助っ人”という枠には収まらない外国人選手が2000年代以降、増えてきている。何年にもわたってNPBに在籍し、誰よりも日本球界に馴染み、同時に“助っ人”の名に違わぬ活躍を続ける。そんな“日本化”する助っ人たちの活躍の理由を探る。

 外国人“助っ人”のサイクルは早い――。チームの穴を埋める即戦力として補強され、期待どおりの結果が出なければすぐにお払い箱、次の“助っ人”へと触手が伸びる。いつでも交換可能な存在。しかし、そんな“助っ人”に対するかつてのイメージは2000年代以降、着実に変化してきている。

 今季の顔ぶれを見ても、5年目以上を迎える外国人選手は、9年目を迎えるスタンリッジ(ロッテ)を筆頭に9人。決して少ない数ではないだろう。では、なぜ長くNPBに在籍する外国人選手が増えてきたのか。

スタンリッジ、9年目。NPB在籍9年は現役助っ人の中では最長。ロッテ通訳の矢嶋隆文氏は「日本で成功する選手は、積極的に日本の文化に溶け込もうとする。もちろんスタンリッジも同様」とその順応ぶりを保証する。野球に対する真摯な振る舞いでも周囲に好影響を与える存在だ


 まず挙げられるのは・・・

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