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2016春・ドラフト特集

日大・京田陽太 プロ絶賛 !!攻守走3拍子の可能性

 


取材・文=佐伯要、写真=川口洋邦

守備と足は即一軍で通用するレベル


シュアな打撃が持ち味。チャンスメーク、そして好機での勝負強さとこれほど頼りになる打者もいない


 京田陽太は184センチの長身ながら50メートル走5.9秒という俊足の持ち主だ。その武器を存分に生かしたプレースタイルで「東都のスピードスター」の異名を取る。

 遊撃の守備では軽快なフットワークで右に左に動き、堅実なグラブさばきでアウトを取る。塁に出れば、積極的な走塁でチャンスを広げる。今春の国学院大3回戦(4月14日)では、中堅の深めへの飛球で一塁から二塁へタッチアップし、神宮球場の観客席をどよめかせた。京田はプレーへのこだわりについて語る。

「守備では、いつも一歩目のスタートを意識しています。スタートで守備範囲が決まるので。走塁では、失敗を恐れずに次の塁を狙うこと。足にスランプはありませんから」

 そんな京田を、プロのスカウトは「守備と足はすぐにプロの一軍で十分通用するレベル」と評価している。

 攻撃ではもちろん、攻守交代時も全力疾走を欠かさない。守備では周りに常に声を掛け、捕手から投手への返球に対して1球1球カバーリングに走る。そうした京田の野球に対する姿勢も、スカウトはしっかり見ている。あるスカウトは、「彼はいつも全力でプレーしているよね」と、感心し切ったように言った。

 チームでは主将を務めている。日大・仲村恒一監督は、主将に任命した理由をこう説明する・・・

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