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特集・鉄壁のリリーフ

ロッテ・内竜也インタビュー「やはり競ったゲームで投げたい」

 

8回をシャットアウトし、チームのリードを守ってクローザーへつなぐセットアッパーというポジション。カモメ軍団がソフトバンクを追走する1番手たりえているのは、盤石のリリーフ陣の中枢に位置する13年目右腕が、その役割をまっとうしているからだ。チームのリリーフ陣の好調、そして今季にかける強い思いを語る。
取材・構成=杉浦多夢、写真=田中慎一郎、BBM

ピンチの場面では気持ちが入りやすい



開幕から、その存在感は際立っていた。日本ハムとの開幕戦(3月25日=QVCマリン)では、追い上げムードだった相手の流れを、四番・中田翔を斬って取ることで鮮やかに断ち切った。その後も、7回の益田直也からバトンを受け、8回にゼロを並べて西野勇士へつなぐセットアッパーとして、奮迅の活躍。多くの識者がチーム好調の要因に“盤石のリリーフ陣”を挙げる中で、その中心として腕を振るっている。

 ピッチャーはみんなそうだと思うのですが、今年に限らず、投げるときはいつも点を取られたくない、ランナーを出したくないと思っています。それは今年も変わりません。違いがあるとすれば、今季はチームのリリーフ陣全体の意識がとても高いというのがあると思います。少なくとも僕と益田、西野、それから戦列を離れてしまいましたが大谷さん(智久/開幕戦で腰椎椎間板症を発症して離脱、現在は一軍復帰)は、「どうしても勝ちゲームで投げたい」という思いが強い。ほかの3人には負けたくない、先に点を取られたくないと思っている。

 だからこそ、投げるときは必ず結果を残さなければならないというプレッシャーがあります。結果が残せなければ、持ち場を失ってしまう。そのプレッシャーと責任感の中で投げることが、リリーフ陣全体の結果に結びついているのだと思います。

 今は主に8回を任されていますが・・・

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