ここではセ、パ規定打席到達選手の対左投手成績をまとめてみた。そこには単純に個人の傾向だけではなく、リーグ全体、そして交流戦の行方を占う意味で興味深いデータとなっている。 山田、エルドレッドがセの左キラー
球史をひも解いていくと、サウスポーを得意とする“左キラー”と呼ばれるバッターが何人もいた。これは左投手の球筋をより長く見ることができる右打者がほとんどで、速球に強い勝負師タイプの代打男たちの称号となることが多かった。しかし、近年は打撃技術の向上で、必ずしも左対左が不利とは言えず、左投手も、むしろ左打者に打ち込まれているケースも少なくない。必然的に“左キラー”と呼ばれる選手も減ってきた。
今回は、規定打席到達者の対左投手打撃成績をチェックしながら2016シーズンの最新事情を分析していきたい。
これを見ると、セが上位10位に4人、パが5人の左打者が入っており、人数比だけを見たら、さほど左右差はないとも言えるが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン