“打線特集”としてはうってつけの人物だろう。序盤戦に猛威を振るった赤ヘル打線不動のトップバッター。一番打者定着は今季からだが、高い順応力を発揮している。新進気鋭の3年目に、けん引役の心構えを聞いた。 取材・構成=吉見淳司、写真=湯浅芳昭 一番打者を務めることでステップアップできる
──初回、第1打席にとてもいい成績を残していますが、ご存じでしたか?
田中 そうですね。周りからそのようなことを言ってもらうことはありますので。
──ズバリ、好成績の要因は。
田中 2打席目や3打席目と比べると、意識はすごく高いですね。1打席目に懸けるというわけではないですけど、役割として、チームの最初に立つバッターなので、僕の結果次第で勢いをつけられることもある。塁に出ることはかなり意識していますね。
──1打席目は計9三振。これは三振をしたくないという意識の表れでしょうか。
田中 「三振をしたくない」と強くは思っていないですけど、バットに当てれば出塁できる可能性は高くなりますからね。追い込まれたら当てにいく気持ちが強くなっているからじゃないでしょうか。
──ほかに一番打者として心がけていることは。
田中 初対戦のピッチャーが相手なら、なるべくボールを投げさせてほかのバッターにボールを見させることは考えていますね。とはいっても・・・
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