マツダ広島にとどろいた3発の号砲が、次世代スターの目覚めを告げた。今、球界で最も注目を集める新星のロングインタビューを広島カープ特集のスタートとしたい。 超一流右打者から質問攻めで吸収
──6月17日からの交流戦、
オリックス3連戦(マツダ広島)でサヨナラ、サヨナラ、決勝と3試合連続でホームランを放ちました。「ボールが止まって見えた」ではないですが、ゾーンに入った感覚があったのでしょうか。
鈴木 どの投手に対してもタイミングが合っている感覚がありましたね。タイミングが合っているのでボールもしっかり見えますし、低めのボールは見逃せて、打つべきボールはしっかり振れていたところはあります。
──それは今も継続できている。
鈴木 タイミングという部分は常に意識しているので、それは今も続けて打席に立てていると思いますね。
──ホームランを打った打席はどのような気持ちで打席に入ったのでしょうか。
鈴木 後ろが新井(貴浩)さんということもあり、「何でもいいからとにかく塁に出よう」という意識で打席に立っていました。全部追い込まれてからのホームランでしたし、ゴロでもいいから何とか出塁してやろうという気持ちでしたね。
──そのような意識でも打球に角度がつくのは、昨季とは違う部分では。
鈴木 昨季は場面によっては思いっ切り長打を狙うこともあり、顔が上を向いてしまって自分の中でズレが生まれていました。今季はそういう意識をほとんど消して・・・
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