3連覇を狙うホークスのキャプテンにして四番。2016年もその立場は変わらない。チームへの厚い信頼、自らがなすべきこと。その言葉の中には、鷹軍団の強さの秘密が隠されている。 取材・構成=杉浦多夢、写真=湯浅芳昭、桜井ひとし 原点への回帰
昨年に引き続き、3連覇を狙う常勝軍団のキャプテンで四番という重責を背負う。一方、個人に目を向けると、連続3割という記録が7年で途切れてしまった。球界屈指の右打者に君臨し続ける内川の2016年、打席でのアプローチに変化はあるのだろうか。 「昨年は四番を任されて、自分の気持ちの中にホームランを打たなければいけない、長打を打たなければいけないというのがありました。形を変えて打とうと思っていましたけど、それがうまくいかない部分があった。だから、自分が持っているものをどうやって生かすのか、自分の中で一番確率が高い形で打たなければいけないと思ったので、(グラウンドの)90度をしっかり(広く)使ってバッティングしようというところに戻った。戻ったというか、もう一度自分のバッティングを考えさせてもらえる時間がありましたから。その結果として、ホームランも昨年よりは打てている(7月10日時点で13本)という状況ですね。
昨年3割を切ったから特別に何かということはないです・・・
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