週刊ベースボールONLINE

特集・追憶の夏甲子園

夏の甲子園で生まれた「プロ対プロ」の名勝負9選!

 

現役プロ選手、日本人メジャー・リーガーで夏の甲子園出場経験者は全291人(育成を含む)。そんな彼らの高校時代の試合をさかのぼると、のちにプロ入りした選手同士の対決は実に138試合を数える。その中から名勝負9試合をピックアップした。

1997年 のちに球界を代表する左腕が激突 / 秋田商高・石川雅規 vs 浜田高・和田毅



石川[写真上]、和田ともに好投を続けるも、最終回に守備のミスから制球を乱し、和田が逆転を許した


 ドラマは最後に待っていた。2年生左腕・和田は8回まで4安打1失点と秋田商高打線を寄せ付けず。対する石川も四球や失策が絡み3失点を喫するも、被安打は4。両左腕の好投で試合はハイテンポで進み、浜田高2点リードで9回へ。ここから秋田商高が粘りを見せる。連打で無死一、二塁として犠打。この犠打処理を和田が一塁へ悪送球し、バックアップした右翼手の返球も逸れて一走も生還し同点に。その後、浜田高は満塁策をとり二者を歩かせ、迎える打者は石川。一打サヨナラの場面で和田が制球を乱し、まさかの四球で押し出しサヨナラ。好左腕による投手戦は、終盤のミスが明暗を分けた。

1998年 “平成の怪物”が投打で完勝 / 横浜高・松坂大輔 vs 鹿児島実高・杉内俊哉


8回裏、リードを6点に広げる2ランを放った松坂。自らのバットで決着をつけた


 センバツ優勝投手の松坂と、1回戦でノーヒットノーランを達成した杉内の投げ合い・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング