今年の高校生ドラフト戦線は投高打低の傾向にある。つまり、打者よりも可能性を秘めた投手が豊作と言われている。なかでも“BIG4”と呼ばれる4投手の完成度は高く、高校生レベルを超越した逸材球児たちだ。台湾の大会では4人が前評判どおりの投球を披露し、アジアを席巻した。 取材・文=岡本朋祐、写真=高原由佳 「18」と言えば、日本のエースだ。かつて高校日本代表の背番号はメンバー表記載の投手から順に、1番を着けていたが、2014年のアジア選手権(タイ)以降は、ポジションに合った番号となった。14年は前橋育英高・
高橋光成(現
西武)、15年は県岐阜商高・
高橋純平(現
ソフトバンク)が18を着け、今回は作新学院高を54年ぶりの全国制覇へ導いた
今井達也。文字どおり、侍ジャパンの顔となった。
「いろいろな意味が込められていると思うので、代表として恥じないようなピッチングをしないといけない」
ミスター・ストイック、と言っても差し支えないだろう。今井はこの夏、新たな“肩書”を背負い、自覚が増した。
「甲子園優勝投手として、チームを引っ張っていかなければいけない立場。甲子園が終わって(気持ちが)緩むのではなく、アジア一を目指す」
BIG4。1年前をさかのぼれば、想像もできなかったはずだ・・・
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