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1992ドラフト直後インタビュー

【1992ドラフト】巨人1位・松井秀喜インタビュー「早く長嶋監督にお会いして、話を聞きたいです」

 

運命のドラフトから10日余りが過ぎたが、スーパールーキー・松井秀喜の周辺は騒がしくなるばかりだ。巨人球団史上最高の契約金が用意され、早くも開幕スタメンの話まで持ち上がっている。また地元・石川の根上町では異例のスピードで後援会結成が本決まり。球団側でも、新人としては初のキャラクター人形の製作、販売を来春から行うことを検討中だ。まさにとどまるところを知らない『松井フィーバー』である。喧騒の中でプロの第一歩を踏み出そうとしている黄金ルーキーに、胸の内を語ってもらった。
聞き手/本誌・合馬龍一郎、1992年12月14日号掲載記事


まず試合に出るのが先決。やれといわれればどこでも守ります


──ドラフトが終わっても、なかなか落ち着くひまがないようですね。

松井 ええ。こんな大騒ぎになると思ってませんでしたからねえ。ほとんど毎日取材が入ってますし、自分の時間が持てないですね。ドラフトが終わってゆっくりと休みたかったんですけど(笑)。この1ヶ月ぐらいしか、のんびり暮らす時がないでしょうう。

──年が明けるとすぐ『自主トレ』キャンプと続きますからね。

松井 ドラフトの前になんとか車の免許はとれましたけど、アトは…。

──あのドラフト会議で長嶋監督が当たりクジを引いてから、それまで以上に周りが騒がしくなったわけですが、巨人に決まった瞬間は、どんなことが頭に浮かんだんですか?

松井 『ああ、終わった』って、それだけでしたね。ホッとしました。できればタイガースでやりたいという気持ちはありましたけど、あの4球団(巨人、阪神、ダイエー、中日)なら、どこでも行くという気持ちでしたからね。


──でも、自分なりに予想してみたりは…。

松井 いろいろ考えて、その通りにいかないと、落胆しちゃうでしょう。だから、なるだけ頭の中を真っ白にして臨もうと、そんな感じでしたね。

──それで、巨人に決まって、ドラフトの当日に長嶋さんから電話がかかってきましたね。

松井 自分のことを、あれだけ高く評価してくれたんですからねえ、嬉しかったよ。ドラフトの前に4球団に絞ったでしょう。ボクの基準としては、いい球団っていうのは、どれだけ高く評価してくれるかだったんですよ。『1位指名はキミしかいない』と、こういうふうにいわれた球団は安心していけますからね。監督さん(星稜・山下監督)も両親も、同じ考えでした。

──巨人というチームに対するイメージは?

松井 プロ野球界を代表する球団だと思います。ただ、タイガースファンだったんで、今までずっと嫌いでした・・・

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