ドラフト前のプレッシャーから、体重が3キロも落ちたという。伝統ある巨人軍の一員となって、一日も早く一軍戦力となることを固く誓う
「息の長いプレーヤーになり、記憶に残るような選手になりたい」
巨人の1位指名選手として「
吉川尚輝」の名前が読み上げられた瞬間、周囲のチームメートから「ウオー!!」という歓声が上がったのとは対照的に、吉川尚輝は派手なガッツポーズもなく、抑えようとしたのに思わずこぼれてしまったというような控えめな笑顔で、喜びを表現した。このときの心境を聞かれ「ホッとしました」と答えた吉川。この言葉は、偽らざる本心だったに違いない。というのもドラフトを前にしたこの1カ月ほどは「結果を残したい」というプレッシャーで食事がのどを通らず、体重が3キロも落ちてしまっていたという。しかも「1位で指名されるとは思ってもいなかった」という驚きも、彼の反応を鈍らせたのかもしれない。
その1位指名された巨人は、父親がファンだったこともあり「昔から・・・
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