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2016年ドラフト総決算

巨人5位・高田萌生(創志学園高・投手) 強気で攻める「松坂大輔二世」

 

3年春夏の甲子園に出場し、最速154キロの剛腕を全国舞台で見せつけた。あこがれの選手は松坂大輔で、フォームを参考にしてきた


 3巡目、4巡目になっても名前が呼ばれない。テレビ中継を見つめる高田萌生の緊張した顔を、カメラのフラッシュが容赦なく照らす。重苦しい空気に包まれ、待つこと約1時間半。巨人の5位指名に笑顔がこぼれた。

「指名された瞬間ほっとしました。ここからがスタートの気持ちで、気を引き締めて行きたいです」

 長い待ち時間、腰かけてヒザ上に置いた両拳はぎゅっと握りっぱなし。「手汗が出ました」と、ジョークも飛んだ。

 1年の冬に150キロをマークし、“松坂二世”の異名をとった・・・

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