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2016日本シリーズ総決算

2016日本シリーズ第6戦レポート とどめはレアードの満塁弾!

 

2点を勝ち越し、なお二死満塁の場面でレアードが左中間へダメ押しの満塁弾。とどめの一打で大勢は決した


 どよめきが起こった。4対4の8回二死満塁。日本ハムの四番・中田翔が打席に向かった後、ネクスト・バッタースサークルに姿を現したのは、大谷翔平だった。

 栗山英樹監督が仕掛けた、マウンドとバッターボックスの外での2つの駆け引き。日本シリーズ2度目の指揮官の罠が、広島32年ぶりの夢を打ち砕いた。

 1つ目のキーは一塁走者だった。二死から右前打で出塁した西川遥輝は、何度も走るそぶりを見せてマウンド上の広島・ジャクソンを揺さぶる。5度けん制をするなど集中力を乱されたジャクソンは、ボール先行となり、中島卓也岡大海に連打を許して満塁とされた。

 逃げ場のない状況で、打席には主砲の中田。さらに次打者は投手のバースだったが、切り札とも言える大谷がヘルメットをかぶって準備を整えている。平常心で投げられる状況ではなかった。

「『おそらく代わらないと思うけど、プレッシャーをかける意味でもネクストに入ってくれ』と言われました。僕としては打席に入る感じはなかったですし、バースがそのまま投げる展開でした」

4対4で迎えた8回表。二死満塁で打席に中田飛を迎えた場面で、大谷がネクストバッターズサークルに


 試合後、大谷はチームの指示を明かした・・・

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