写真=前島進
無邪気な笑顔でチームメートの輪に飛び込み、
大谷翔平が人生初の「日本一」に酔いしれた。
雌雄を決した第6戦はベンチスタートも、存在感は発揮。同点の8回二死満塁、
中田翔の打席でネクストバッターズサークルに向かった。
広島・
ジャクソンに無言の圧力を与えると、押し出し四球で決勝点を演出。「プレッシャーをかける意味でも行ってくれと言われた」。試合に出なくても、局面を動かせる突き抜けた存在となったプロ4年目。一心不乱に突き進んできた投打「二刀流」は、日本シリーズでも奮闘した。
ただ、悔しさから頂上決戦は始まった。敵地で開幕となった22日の第1戦の先発マウンドに上がり、DH制ではない試合のため「八番・投手」のリアル二刀流で日本シリーズ・デビュー。野手・大谷は幸先よく船出した。第1打席で左越え二塁打。期待は高まるも、その裏に暗転した。
2回一死一、三塁。打者・
石原慶幸を三振に仕留めるも、一塁走者がスタート。捕手・
大野奨太は投手カットの送球も、大谷はしゃがんで避けた。それを見て、三走・
鈴木誠也が本塁へ。自身のサインミスで重盗を決められ、先取点を奪われた・・・
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