敗れはしたものの、パ・リーグ王者を十分に苦しめた。来季こそ大願成就へ――。頂上決戦で得た経験が大きな財産となる。 日本シリーズ、いや、クライマックスシリーズから、ナインが共通して口にしてきた言葉がある。
「カープの野球をするだけ」
今季、25年ぶりにペナントレースを制し、日本中に赤ヘル旋風を巻き起こした
広島。足を絡めながら得点を積み重ね、強固なリリーフ陣で逃げ切る勝ちパターン。指揮官2年目の
緒方孝市監督は、短期決戦でもその戦い方を貫くことを誓っていた。
マツダ広島での第1戦では、重盗を仕掛けて難敵の
日本ハム・
大谷翔平を攻略して先勝。2戦目には
菊池涼介にバスターを敢行させて決勝点をもぎ取った。両試合とも4点差のセーフティーリードだったが、8回には
ジャクソン、9回には
中崎翔太を投入。盤石の戦いぶりで勝利に懸ける執念を見せた。
だが、札幌ドームに場所を移すと歯車が狂い始める・・・
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