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新監督直撃インタビュー

中日・森繁和監督 未来を見据えて 「いつでも犠牲にはなれますよ」

 

来季への準備を着々と進めている12球団。特に気合をみなぎらせているのが、新監督が就任した2チームだ。まずは19年ぶり最下位からの巻き返しを図る中日森繁和監督に、初の監督業にかける決意を聞いた。
取材・構成=吉見淳司、写真=川口洋邦(インタビュー)、BBM


100点のドラフトと現戦力をフル活用


――まずはドラフトについて聞かせください。会見では「100点満点」という発言がありました。

森 ウチとしては、即戦力の投手を1人は獲りたかった。そういう投手は1位でいかないと難しいとは考えていたね。右左関係なく4、5人に絞っていて、その中の1人である柳裕也(明大)の交渉権を得たことで80点は取れたなと。

――直前まで、作新学院高の今井達也投手と迷っていたそうですが。

森 ウチの小笠原慎之介のように、高卒選手でも即使えるという場合もあるけれど、先発で試合を作って完投もできるとなると、大学生、社会人のほうがいいのかなということ。それに4年後にどうなっているかということもあったね。期待度は高校生のほうが大きいかもしれないけど、反対に悪くなっている可能性もある。来季の中日に必要なのはどちらかと考えて、ドラフト当日の昼のスカウト会議で決めたんだよ。

――2位の京田陽太(日大)内野手もプランどおりだったと思います。即戦力投手の次は好守の内野手というのが……。

森 理想だったね。希望していた投手を指名できたことによって、次は3人の野手の名前が挙がっていた。だけど・・・

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