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2017年 12球団戦力チェック

2017戦力分析・巨人 攻撃陣は現状維持で不安もトレード、FAで投手陣整備

 

2年連続V逸で積極補強に動き出した。最重要課題であった先発・中継ぎを、トレード、FAで見違える顔触れへ。


ポイント1:2016年分析 若手伸びず投打噛み合わず


 高橋由伸新監督体制になっても、頼れるのは原辰徳監督時代を支えた阿部慎之助村田修一坂本勇人長野久義だった。序盤戦はその阿部が故障で不在、長野の不調もあり、打線は機能せず、少ない援護点を先発&ブルペンのフル回転で守る展開に。逆に夏以降はこのしわ寄せで投手陣の疲労がピークに達し、打線は上向いたものの、最後まで投打の歯車は噛み合わなかった。

 攻守全般に戦力不足は否めないが、特に投手では菅野智之が最優秀防御率と最多奪三振の2冠も、2ケタ勝利は田口麗斗の1人だけ。右肩違和感で出遅れ、後半戦に復帰のマイコラス、二軍調整で途中復帰となり9勝と“兆し”を見せた内海哲也を加えた4人が、来季も先発の頭数に数えられる程度で補強は最優先事項だ。また、ブルペン組でも・・・

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