茨城・つくば秀英高、栃木・白鴎大で7年間、ともにチームメートとして過ごした。阪神にドラフト1位指名された大山悠輔と西武にドラフト2位指名された中塚駿太。全日本の四番も張った内野手、MAX157キロの剛球が魅力の右腕と、ともにプロ野球界の未来を担う逸材だ。この2人がお互いについて、プロについて、語り合った。 取材・構成=小林光男、写真=神山陽平(インタビュー)、大賀章好 内に秘めるタイプの2人
中塚 ドラフト当日、大山の名前が阪神のドラフト1位で呼ばれて、本当に驚いた。周囲もびっくりしていたけど……。本人が一番驚いたんじゃないかな。
大山 何が起こったのか分からなかった。頭が真っ白になったし、時間が止まって、現実ではないような感覚。周囲を見て、「自分なんだ」とわれに返ったよ。
中塚 僕自身も2位という早い順位で名前が呼ばれることはないと思っていたので、びっくりした。
大山 僕は中塚が2位でも驚くことはなかった。ずっと一緒にプレーしてきたし、素直にうれしかった。
中塚 高校の2年先輩に塚原(
塚原頌平、
オリックス)さんがいて、大山はいつかはそういう存在になるだろうと思っていたけど、2人そろってプロに行けるなんて当時は考えてもみなかった。
大山 僕も高校時代は投手をやっていて、中塚とブルペンで一緒に投げていたけど、体の柔軟性が優れていた。球速は最初、同じくらいだったけど、ドンドン引き離されて。ただ・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン