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特集・WBC最速展望

WBCの“なぜ?”と“謎” いま、解決しておきたい“あの問題”

 

第4回WBC開幕まで2カ月を切ったが、1月14日時点で侍ジャパンメンバーの一部が未発表のまま。日本球界の総力をあげて、世界一奪回を目指すべき時に、なぜ19名のみの先行発表となったのか。また、「メジャー・リーガーを待つ」とはそもそもどういうことか。WBCが今大会を最後に終了するという一部報道の真偽とともに、今のうちに2つの“なぜ?“と“謎“を解決しておこう。いま、解決しておきたい
文=奥田秀樹

小久保ジャパン常連の左から山田哲人坂本勇人小久保裕紀監督を挟んで中田翔大谷翔平は今大会もメンバー入り。指揮官が信頼を置く選手たちだ/写真は16年秋の強化試合メンバー発表時のもの


THEME.1 先行発表の真相


Q.1 なぜ、19選手を先に発表したのか?

ANSWER.1

 異例の形での発表だった。昨年12月、第4回WBCに出場する侍ジャパンの一部となる19選手が発表された。まず同20日にNPB所属の18選手が、そして翌21日にはアストロズの青木宣親が、8年ぶりとなる参加を表明したのだ。

 WBCは各国28選手でチームが構成され、最終登録期限は2月6日(アメリカ時間)。これまでの過去3度の大会では代表候補として30〜35選手程度が選出され、直前合宿などで28選手へと絞る手法が取られてきた。先行発表として19選手のみの選出は前例がない。その背景には、世界一奪還への小久保裕紀監督の思いが見え隠れしている。

 理由の1つは・・・

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