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特集・WBC最速展望

緒方耕一&武田一浩 世界一を知るコーチ対談 侍ジャパンよ、こう戦え!

 

世界制覇のためのキーポイント


これまで以上の激闘が予想される第4回WBC。3回目の栄冠を勝ち取るために、侍ジャパンには何が必要か。元コーチたちが世界一への道を示す。

武田 投手は大谷が頑張らないとまずいと思うけど、先発だからいつでも投げられるわけじゃない。キーポイントになるのはクローザーじゃないかな。最後を抑えるのは大変だから、本当はそこに上原(上原浩治、カブス)が欲しかった。先発は何人もいるから、そこさえ固められれば大丈夫だと思うけど。いま発表されているメンバーだと、クローザーに困るかなという印象だね。06年は大塚がちゃんとしてくれたから、先発2人で終盤までいければ何とかなった。

緒方 野手はキャッチャーがポイントになると思いますね。第1回では里崎(里崎智也、元ロッテ)、第2回はジョー、第3回は阿部(阿部慎之助巨人)が活躍し、打って守ってという役割を背負っている。さっきも言いましたが初対戦でそう簡単には打てない中で、一人でも多く打てれば助かりますからね。守りが一番ですけど、打つほうでも貢献してほしい。

緒方氏は正捕手の重要性を指摘。大量得点を望めない国際試合では打てる捕手の存在が必要だ。写真は巨人・小林誠司[左]と日本ハム大野奨太


武田 いまは打てるキャッチャーがいないからね。

緒方 3人選ばれると思うんですけど、なかなか試合には出られない3番手が意外と大切なんですよね・・・

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