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特集・WBC最速展望

WBC舞台裏 B面奮闘史 3大会担当記者座談会 俺たちだって頑張った!

 

2017年WBC特集の最後(本誌)は担当記者の座談会だ。1回から3回大会まで一部期間をのぞき、日本代表のオフィシャルとして取材してきた小社だからこその迫真の……、いや、やっぱり小ネタ中心にお届けする。


【座談会参加者】
06 06年担当記者。現編集長
09&13 09、13年担当記者。
13&17 13年のサブ担当、今回はメーン担当。

日本はいつから盛り上がったの?


06 第1回大会は2006年だから11年前か。ずいぶん昔の話だね。あのころはモテたなあ……(遠い目で)。

13&17 (完全無視で)最初はあんまり注目されてなかったですよね。

06 盛り上げようと思ってボケたのに、冷たいヤツだ(苦笑)。確かに「WBC?ボクシングかプロレスのイベント?」とか言われてね。選手選考でも当時ヤンキースだった松井秀喜をはじめ、メジャー・リーガーが次々辞退した。あと、どうせアメリカには勝てないだろうって、みんな思ってたけど、俺は最初から「絶対、日本は世界一になる!」って言ってたんだ。

09&13 終わってから、そう言い張る人はよくいますよね(笑)。

06 2人とも、もう少し先輩をリスペクトしなさい(笑)。当時コラムを担当していて、12球団のキャンプも一緒に回った辻(辻発彦)さん(第1回コーチ。現西武監督)に聞いてもらったら分かるけど、かなり早い時期に言っていたよ。マジメな話、世界でいちばん早かったんじゃないかな(笑)。もともと05年に第1回アジアシリーズがあったんだけど、その展望企画の取材で台湾と韓国にも取材に行っていたんだ。台湾の野球は粗っぽい、韓国は日本の社会人野球みたいなおとなしい雰囲気、メジャーは辞退者も多かったし、この時期にピークを持ってくるわけないからね。韓国以外は予想どおりだったよ。韓国シリーズ(日本の日本シリーズ)を見たときは、サムスンの抑えだった呉昇垣(元阪神)くらいしか印象なかった。それがあんなに弾けるなんてね。

13&17 わが社は代表チームのオフィシャルだったんですか。

06 本戦の前のカメラだけね。俺も名鑑写真の撮影とかを手伝っていた。ただ、新聞やテレビがあまり熱心じゃなかったんで、なんとなく始まってからも「オフィシャルです」みたいな顔をしてたけどね(笑)。

13&17 選手の様子は。

06 最初は様子見というのかな、どのくらい本気でやっていいのか分からない雰囲気があった。それを変えたのが、イチロー(当時マリナーズ)。合流初日の守備練習でレーザービームをいきなり・・・

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