ここからはWBCに選手として出場し、歓喜を味わった元戦士たちに世界一奪還のために何が必要かを聞いていく。まずは第1回、第2回大会の連覇に貢献した元日本人メジャーで現BCL・福島で選手兼監督を務める岩村明憲氏に登場してもらう。監督目線から野手の起用法、スタメンなどを思案してもらった。 取材・構成=椎屋博幸、写真=BBM、なお取材は大谷翔平選手の欠場が決定する前のものとなります。ご了承ください。 二塁手には山田を、四番・打線の軸に経験の中田
■四番を信頼し切ればチームが一つにまとまる 今回の侍ジャパン、特に野手選考について、私は現状では最高のメンバーを小久保(
小久保裕紀)監督は選出したと思っています。かなり素晴らしいメンバーですよ。
その中で、起用に一番頭を悩ますのが二塁問題です。打撃も良いですが守備の素晴らしい
広島の
菊池涼介選手と、守備もいいですが、打撃の素晴らしい
ヤクルトの
山田哲人選手がいます。本当にどちらも捨てがたい選手ですが、私が監督ならば、山田哲人選手を起用します。侍ジャパンは機動力と守備力で勝っていくことが理想です。そのためには菊池選手が必要だとは思います。しかし2年連続トリプルスリーを達成した山田選手は菊池選手に引けを取らない守備力もあるので、攻守走そろう山田選手の総合力を求めたいと考えました。
二塁手には甲乙つけがたい菊池と山田がいるが、総合的に見て、また打線を考えて山田をレギュラーで使ったほうがいいという
その上で次は、打線の軸・四番を誰にするのか決めます。私は
日本ハムの
中田翔選手にします。
DeNAの
筒香嘉智選手も素晴らしい打者ですが・・・
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