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特集・WBC頂点へのシナリオ

薮田安彦氏(野球解説者)が考える侍ジャパンのスタメン&戦い方【投手編】

 

ここでは投手の編成を考えていこう。第1回大会で中継ぎとして活躍し初代世界一に貢献した野球解説者の薮田安彦氏に今回の投手陣について聞いた。まずは1次ラウンドでの投手陣の先発・中継ぎ・抑えの構成などを考えてもらった。
取材・構成=椎屋博幸、写真=BBM、なお取材は大谷翔平選手の欠場が決定する前のものとなります。ご了承ください。


WBC公認球にフィットした投手から優先的に役割を決めていくべき


■まずは首脳陣がいかに早く投手の状態を把握するか

 今回選ばれた投手陣ですが、これまでの日本のプロ野球での成績をそのまま考えて、役割を配置してはいけないと思っています。というのも第1回大会からずっと懸案になっている「WBC公認球」問題があるからです。

 前回の第3回大会では、田中将大投手(現ヤンキース)がなかなか公認球になじめず苦心しました。投手陣は、まずはそこが大きな問題だと思います。そこで世界一奪還を確実なものにするには、首脳陣が、強化合宿でどの投手が公認球にフィットし、誰がフィットしていないかをいかに早く把握できるかにかかっていると思います。ここから的確な配置が見えてくると思います。

 それとマウンド。この大会では1次、2次ラウンドは日本で行われますが、マウンドがメジャー仕様の硬いモノになります。これにもいかにフィットするか。このあたりを見極めてからでも遅くはないと思います。

 ということで、私の予想は・・・

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