ボールがスタンドに着弾するのを見届けゆっくり走り出した。人生初となるサヨナラ本塁打を放った
原口文仁。その立ち振る舞いはすでに
阪神の中軸打者と言えるものだった。
「前の回から(杉浦の)真っすぐが来ていたので、振り負けないようにと。自分の中で完ぺきで最高でした」
4月6日の
ヤクルト戦[京セラドーム]。初回に自身の右前適時打などで4点を奪いながら、6回に同点に追いつかれ延長戦へ。迎えた延長11回の先頭打者。イニングまたぎとなったヤクルト・
杉浦稔大の2-1から投じた4球目の142キロの真っすぐを一閃。長距離打者が描く放物線が左翼スタンドに吸い込まれた。
キャンプ最終日に捕手から一塁へのコンバートを言い渡されたが・・・
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