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球場特集2017
Koboパーク宮城 東北から世界に誇るボールパークへ SINCE 1950
Koboパーク宮城 東北から世界に誇るボールパークへ SINCE 1950

 

 現在は楽天の本拠地として知られるスタジアムだが、実は歴史が長い。竣工前の1950年5月5日、パ・リーグ公式戦の毎日対南海、毎日対大映の変則ダブルヘッダーが組まれた。前売り券が飛ぶように売れ、試合前夜から観客が殺到し、試合当日の球場は大混乱。将棋倒しやフェンス投壊で3名の死者が出た。

 その後は県のアマチュア野球の聖地として地元の人々に親しまれ、年に1、2回開催されるプロ野球の試合には多くの観客が訪れ、東北の野球熱の高さを示している。

 73年から77年までの5年間は、ロッテ・オリオンズがこの宮城球場、首都圏では後楽園、神宮、川崎を転々としながら主催試合を開催。特定の本拠地を持たない球団として話題になった。ロッテは78年から川崎球場を本拠地とした。

 92年には地方球場として初めてオールスター第3戦が開催されるが、老朽化も進み、プロ野球開催も減少。そんな中、転機を迎えたのが2004年。楽天の新規参入が決まり、東北にプロ野球の球団が新たに誕生したのだ。その後もリニューアルを続け、球団創設9年目となる13年には初の日本一がこの球場で実現した。

 16年、グラウンドが全面天然芝化され、左中間席後方には・・・

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