スタンドから観戦するわれわれと同じように、プレーする選手たちにも野球場に対する思い入れがある。そこで12球団の選手、監督、コーチ72人に“あなたにとって最も思い出に残る球場は?”を直撃取材。選手それぞれのエピソードとともに、意外な球場が上位にランクインするなど興味深い結果となった。 ※アンケートは、高校以上でプレーした1球場を挙げてもらった。※順位は、「LOCKER ROOM 思い出の球場」も合わせて集計。 東京ドーム 社会人時代の記憶も多い
足立祐一[楽天/捕手] 東京ドームですね。社会人時代、そこを目指してやっていましたから。一番の思い出は、やっぱりサヨナラホームランです。2015年に大阪ガスの補強で出た都市対抗、準々決勝のJR東日本東北戦でしたね。延長10回に打ったんですけど、うれしかったですね。なかなかないことなので、印象に残ってます。プロに入ってからも、東京ドームの試合は楽しみにしてますよ。ただ、プロになってキャッチャー目線で見ると、ホームランが出やすい嫌な球場ですよね(苦笑)。
明治神宮野球場 プロ入り前の数多くの思い出
大隣憲司[ソフトバンク/投手] 大学(近大)3年時に出場した全日本大学野球選手権で準優勝した思い出の地です。初戦で当時の大会新記録となる19奪三振。プロに進み今の自分があるのは、神宮での投球があったからこそだと思っています。大学野球の聖地でもあるし、自分は関西の大学だったので、都心にある洗練された球場という印象を当時から持っています。パ・リーグなので交流戦などでたまにしか行けませんが、今でも雰囲気が大好きな球場です。
阪神甲子園球場 球児のあこがれ大甲子園
松井稼頭央[楽天/外野手] 一番は日米野球で、プロに入って初めて行った甲子園かなあ。プロ3年目のオフだったから、1996年の日米野球ですね。(MLB選抜として)野茂さんが投げていて。お客さんが満員だったんですよ。あれは感動したなあ。スタンドが反ってて、人がいっぱいに入ってて、その感じがすごかったんですよね。甲子園は高校生のときも行ってるんだけど、全然違う感じでしたね。高校のときは、2回1/3でノックアウトされてるっていうのもあるけどね。
藤浪晋太郎[阪神/投手] やっぱり高校時代からずっと投げていますし、自分にとっては一番愛着のある球場ですね。(春夏甲子園連覇の後)プロ入り当初も成績が良かったのはたまたまだと思いますけど・・・
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