週刊ベースボールONLINE

球団史に残るショートへの挑戦

中日・京田陽太 輝かしい未来の予感

 

ルーキーながら、正遊撃手の座をつかみつつあるのが京田陽太だ。大学時代から守備に定評はあったが、まだまだ成長途上。しかし、突き抜けた先に、球界を代表する選手となる可能性にあふれている。

きょうだ・ようた●1994.4.20生=23歳/182cm80kg/右左/青森山田高-日大-中日17※ショート歴16年


 大卒ルーキーながら開幕スタメン遊撃手の座を獲得。その後も出場を重ね、今やすっかり定位置としているのが京田陽太(中日)だ。

 最大の魅力はチーム屈指の俊足を生かした機動力だ。6月11日現在、20本の内野安打は、14本の源田壮亮(西武)らを上回る両リーグ最多。三塁打もリーグトップの4を数えており、足で相手をかく乱している。それが顕著だったのが5月24日のDeNA戦[横浜]。3回二死二塁で適時三塁打を放つと、右翼からの返球を受け取った二塁手のスキを突いて一気に生還(記録は野選)。大胆不敵な走塁で、新人らしからぬ視野の広さを証明してみせた。

 3、4月は打率.198とプロのボールに苦しんだが、5月は.323と上向きに。この対応力も持ち味のひとつだろう。

 一方、守備に関しては「プロの打球にはまだ慣れないですね」と口にする。特に課題ととらえているのが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング