週刊ベースボールONLINE

12球団交流戦通信簿

交流戦通信簿 広島・悲願の1位にあと一歩及ばず

 

交流戦採点 90点
レギュラーシーズン 交流戦前1位→終了時1位

■その他の球団もチェック!
セ・リーグ編 広島巨人DeNA阪神ヤクルト中日
パ・リーグ編 日本ハムソフトバンクロッテ西武楽天オリックス

チーム最多の6本塁打を放った鈴木


 昨季の交流戦ではセ・リーグ唯一の貯金5をマーク。マツダ広島でのオリックス3連戦では鈴木誠也が3試合連続決勝本塁打を放つ大活躍を見せ、その後の25年ぶりリーグ優勝へ大きな弾みをつけた。そして今季、惜しくも最終戦で1位は逃したものの、再びセ・リーグでは最高位となる2位となり、リーグ戦再開を前に優位な状況を作った。

 健闘が目立ったのは20代の先発投手たち。薮田和樹が3勝、岡田明丈大瀬良大地が2勝、中村祐太が1勝を挙げ、強固なローテーションを築いた。救援ではセットアッパーのジャクソンが不調だったものの、中崎翔太が6ホールド、今村猛が5セーブ、中田廉一岡竜司も9試合に登板して無失点と安定。5点以上を失っての敗戦は3試合だけと野手陣を援護した。

 打では丸佳浩が打率、打点でチームトップの活躍。ソフトバンクとの首位攻防3連戦では4本塁打をマークし、主軸の役割を果たした。若き主砲の鈴木誠也は6月14日のオリックス戦[マツダ広島]で延長12回に劇的なサヨナラソロ本塁打を放ち、昨季の再現を果たした。また、田中広輔菊池涼介エルドレッドら主力が打率2割台前半と苦戦する中で陰のMVPとなったのが會澤翼。薮田、岡田、大瀬良らとバッテリーを組みながら、打っても打率.311と貢献。昨季ベストナイン、ゴールデン・グラブの石原慶幸を押しのけ、主力捕手に座った。

會澤はリードとバッティングで勝利に貢献した


 チームは今季、交流戦1位を目標に掲げ、投打ともその意識を徹底。ミーティングでは相手チームの対策をしっかり練り・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング