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12球団交流戦通信簿

交流戦通信簿 ヤクルト・最悪のスタートからようやく上昇の兆し

 

交流戦採点 40点
レギュラーシーズン 交流戦前5位→終了時6位

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セ・リーグ編 広島巨人DeNA阪神ヤクルト中日
パ・リーグ編 日本ハムソフトバンクロッテ西武楽天オリックス

6月11日のロッテ戦[ZOZOマリン]に勝利し、ようやく連敗がストップした


 交流戦スタートから、引き分けを一つ挟んで悪夢の10連敗。終了時のチーム防御率5.50、打率.222では、それも現実として受け入れざるを得ない。真中満監督は「打線ですね。毎回1点ですか。何とかしないと」と悲痛な思いを口にした。

 連敗中は3試合連続2得点、引き分けに終わった西武戦は8得点したが、その後は2試合連続1得点、完封負け、そしてまた2試合連続1得点止まり……。得点力不足の要因は、主軸の離脱と不調がすべてだった。主砲のバレンティンは右足痛の影響で6月8日に登録を抹消され、復帰時期は未定とされている。それまでは患部の状態を見ながら、指名打者でも出場していたが、指揮官が「待っていられない」と決断。「痛いけど、今はこのメンバーでやっていくしかない」と話した。

 11日のロッテ戦に勝利して、ようやく連敗をストップさせたが、負の連鎖は終わらない。13日の楽天戦[神宮]では、捕手の中村悠平がファウルチップを受けて途中交代。右大腿骨の骨挫傷。骨折という最悪の事態は免れたが、守りの要の離脱は大きな損失となった。中村は「すごく悔しい。早く戻って来られるようにしたい」と話した。故障離脱者は川端慎吾畠山和洋、バレンティン、小川泰弘山中浩史に続く6人目。これは非常事態と言うしかない。

 ただし、明るい材料がないわけではない。先発右腕のブキャナンは連敗をストップさせた11日から中5日となる17日の日本ハム戦[神宮]に先発し、被安打4で来日初完封を完成させた。原樹理も15日の楽天戦[同]で則本との投げ合いを制してプロ初完投勝利。先発陣の奮闘もあり交流戦終盤で4連勝。ようやくチームとして戦う形が戻ってきた。

 残る不安材料は山田哲人の打撃不振だ・・・

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